和歌山県津波災害対応実践訓練(写真付)

2018年10月14日 19時09分 ニュース, 政治, 社会, 防災

南海トラフ巨大地震を想定した和歌山県主催の津波災害対応実践訓練が、きょう(14日)県内各地で同時に行われました。

陸上自衛隊のヘリコプターに乗り込むDMAT隊員ら(10月14日・和歌山市加太※訓練)

訓練は、けさ早く、和歌山県南方沖を震源とするマグニチュード9・1の南海トラフ巨大地震が発生し、県内で震度7から5強の揺れを観測したという想定で午前8時から行われ、県と沿岸の自治体のほか、警察・消防・自衛隊・海上保安庁・国土交通省・医療機関・通信会社など、およそ45の機関が参加しました。

負傷者の処置を行うDMAT隊員(※訓練)

このうち、和歌山市加太(かだ)の県消防学校と白浜町(しらはまちょう)の南紀白浜空港、それに、白浜沖に停泊する海上自衛隊の護衛艦には、臨時の広域搬送と医療の拠点・SCU(エスシーユー)が設置され、県庁南別館の災害対策本部からの指示で、災害医療派遣チーム・DMAT(ディーマット)や血液製剤を陸上自衛隊や県のヘリコプターで搬送したり、ケガ人の手当てを行ったりしました。

また、串本町(くしもとちょう)や田辺市(たなべし)の沖合では、自衛隊や海上保安庁、県警などのヘリコプターによる漂流者の捜索や救助が行われたほか、旧・南紀白浜空港跡地では、倒壊寸前の家屋に取り残された人をヘリコプターで吊り上げる訓練が行われました。

一方、紀勢自動車道すさみインターチェンジ付近では、陸上自衛隊と国土交通省による仮設の橋を架ける訓練が行われたほか、田辺・白浜・すさみ・太地(たいじ)・串本の沿岸では地元の住民が高台や小学校などに避難し、避難所では、県の職員がタブレット端末を使って、避難者や必要な物資の情報などを災害対策本部に送信する訓練も行われました。

ところで、今回は、自衛隊と在日アメリカ軍の共同の防災訓練の側面もありました。共同防災訓練は今回で5回目で、陸海空の自衛隊員あわせておよそ2500人、それに、アメリカ軍から陸軍と海兵隊のあわせておよそ30人が参加しました。