コミック版「金栗四三物語」田辺市の作家・佐山和夫氏が原案協力(写真付)

2018年10月15日 21時42分 スポーツ, ニュース, 社会

日本初のオリンピック選手として、1912年のストックホルム大会の男子マラソンに出場し「箱根駅伝の父」とも呼ばれている金栗四三(かなくり・しそう)の生涯をつづったコミック「金栗四三物語」がこのほど小学館から出版され、この本の原案協力を田辺市在住のノンフィクション作家・佐山和夫(さやま・かずお)さんが務めています。

コミック版「金栗四三物語」の表紙(※小学館提供)

金栗四三は、熊本県出身で、1912年のストックホルムオリンピックに日本人初のマラソン選手として出場しましたが、レース途中に熱中症倒れて現地の人に介抱され、ゴールできないままいったん帰国し「消えたマラソン選手」として話題になりました。

それからおよそ54年後にゴールを果たし、54年8か月6日5時間32分20秒3は、オリンピック・男子マラソンの最長不倒記録として世界中に語り継がれ、来年(2019年)の大河ドラマの主人公にも選ばれています。

また金栗は、日本人の体力向上やスポーツ振興の一環として箱根駅伝を創設しました。

原案協力者の佐山和夫さん(10月18日・和歌山放送田辺支局)

コミックでは、金栗の生涯を全7話のマンガとコラムでわかりやすく紹介しているほか、原案となった著書「箱根駅伝に賭けた夢 『消えたオリンピック走者』 金栗四三がおこした奇跡」の作者の佐山和夫さんが原案協力者として、巻末に特別寄稿文を寄せています。

佐山さんは「欧米中心だったオリンピックに日本の和の精神をもたらした嘉納治五郎(かのう・じごろう)や金栗の働きが再来年の東京大会で再び花開く」とコメントしています。

コミック版「金栗四三物語」は、小学館から本体価格税別1150円で全国の書店で販売されています。