和歌山県IR基本構想を改訂

2018年10月16日 19時33分 ニュース, 政治, 社会, 経済

和歌山市の和歌山マリーナシティにカジノを含む統合型リゾート・IRを誘致している和歌山県は、ことし(2018年)5月に発表した「和歌山県IR基本構想」の改訂版を作成し、きょう(16日)公表しました。

県では、IR実施法案成立前のことし5月に、最初の「和歌山県IR基本構想」を公表し、経済波及効果や依存症対策などを提示しました。その後、事業者らから公募した意見や提案をもとに基本構想を改訂し、きょう公表したものです。

改訂版では、同じくIRの誘致に取り組んでいる大阪との親和性が強調されていて、類似例として、シンガポールにある、都市型とリゾート型のキャラクターの違う2つの近接したIR施設の相乗効果による成功例が示されています。これに関連して、和歌山マリーナシティへの経路として、関空や南紀白浜の各空港や大阪南港などからのチャーターヘリや高速船なども明記されています。

さらに、和歌山のIRに高い関心を示す7つの事業者のうちの複数が、およそ8年で投資額2799億円を投資するという県の試算を上回る投資を提案していることや、県内の経済波及効果がおよそ3千億円となり、雇用者数がおよそ2万人増加するという見通しも新たに加えられています。

仁坂知事は「3カ所の中に選ばれなければ何も始まらないが、改訂版の基本構想を引き続き提示していく」と話しています。

さらに仁坂知事は、事業者が和歌山マリーナシティ以外にはほとんど関心を示さなかったとして、今回の改訂版から候補地をマリーナシティだけに絞り込んだ事も明らかにしました。