近大生物理工学部の駐車場にドクターヘリの臨時発着場整備(写真付)

2018年10月29日 20時00分 ニュース, 社会, 防災

近畿大学は、紀の川市の生物理工学部の敷地にある学生用駐車場の空きスペースを有効活用しようと、ドクターヘリの離着陸が出来る臨時の発着場として整備し、きょう(29日)初めての救急搬送訓練を行いました。

近大生物理工学部の臨時離発着場に初めて着陸する県立医大のドクターヘリ(※訓練・10月29日・紀の川市西三谷)

臨時の発着場が整備されたのは近畿大学生物理工学部の第2学生駐車場西側の空きスペースで、近大の申請に対して、今月(10月)1日、大阪航空局が認可しました。

整備に先立ち、近大と紀の川市、それに那賀(なが)消防組合が協議し、学生の安全確保や防災対策の充実のために、住宅地から離れた高台にある第2学生駐車場の空きスペースをドクターヘリの臨時発着場として整備することを決めました。

訓練は、きょう午前、学生が実験中の事故で負傷したという想定で行われ、大学職員や学生、消防隊員らおよそ30人が参加しました。

ドクターヘリにケガ人を運ぶ救急隊員ら(※訓練)

はじめに消防隊員がホースで散水し、土ぼこりの拡散を防ぐ作業を行ったあと、出動要請を受けた県立医科大学のドクターヘリが第2学生駐車場に着陸し、救急隊員がストレッチャーに乗せた負傷者役の学生をドクターヘリに搬送して終了しました。

ドクターヘリを見学する梶山学部長(右)

近大生物理工学部の梶山慎一郎(かじやま・しんいちろう)学部長は「学生や近隣住民の安全確保が図れるほか、紀の川河川敷に多い臨時のヘリポートが川の氾らんなどで使えない場合にも、緊急の救急搬送に役立てられる」と話しています。

那賀消防組合の西岡孝芳(にしおか・たかよし)次長は「南海トラフ巨大地震や中央構造線の直下型地震など、災害時の救急活動にも大きなプラスになる」と話しています。

那賀消防組合管内での臨時の発着場は、これで19カ所目となります。