「若き津波防災大使」防災学ぶツアーに参加(写真付)

2018年10月29日 20時01分 ニュース, 防災

あさって(31日)から和歌山市で開催される「世界津波の日 2018高校生サミット」に参加するため和歌山県を訪れている海外の高校生がきょう(29日)、広川町の「稲むらの火の館」などを見学しました。

「稲むらの火の館」で耐久高校の生徒による説明を聞く海外の高校生(奥)

「若き津波防災大使」として和歌山県を訪れているのは、世界48の国と地域の高校生あわせておよそ300人です。一行は、きのう(28日)、和歌山市の和歌山城などを訪れたあと、広川町で行われた「稲むらの火祭り」に参加しきょうから2つの班に分かれて県内の高校や防災関連施設を訪ねる「スタディツアー」に参加しています。

このうち、中国やオーストラリア、ブラジルなどの高校生150人からなる1班は、きょう午後、広川町の「稲むらの火の館」や、村人を津波から守るため濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)が私財を投じて築いた「広村堤防」、それに、梧陵(ごりょう)の偉業に感謝して村人が建てた石碑、「感恩碑(かんおんひ)」などを見学しました。ツアーでは、地元の県立耐久高校の1・2年生あわせておよそ90人がグループを先導したほか、見学のポイントに立ち、英語で、津波のメカニズムや災害備蓄品、濱口梧陵の功績などについて解説しました。

「広村堤防」

「感恩碑」

ギリシャから参加した17歳の男子生徒は「日本の文化や津波被害の防止策を学ぶことができ、とてもエキサイティングだった」と話し、トルコの16歳の女子生徒は「トルコも地震が多い国なのでここに来られたことはとても意味があると思う。濱口梧陵は尊敬すべきヒーローで、次の世代に伝えるべきだと思う」と話していました。

稲むらの火の館で建物の耐震について説明した県立耐久高校の男子生徒は「英語が苦手なので苦労しましたが、どうすれば伝わるかを考えて準備しました。私たちは小さい頃から学んできたことですが海外には地震の少ない国もあると思うのでこれを機会に地震や津波への備えについて考えてほしい」と話していました。

「若き津波防災大使」は、あす(30日)も防災について学ぶツアーに参加したあと、今月(10月)31日と来月(11月)1日に和歌山市で開かれる「世界津波の日 2018高校生サミット」に出席します。