「世界津波の日 高校生サミット」和歌山市で開会(写真付)

2018年10月31日 20時53分 ニュース, 防災

来月(11月)5日の「世界津波の日」を前に、世界の高校生が防災について意見を交わす「世界津波の日 2018高校生サミット」が和歌山市手平(てびら)の「和歌山ビッグホエール」で始まり、きょう(31日)開会式が行われました。

開会式の様子・日本人議長(中央2人)が参加国を紹介

「世界津波の日・高校生サミット」の開催は高知県、沖縄県に続いてことし(2018年)で3回目で、和歌山県で開かれるのははじめてです。今回は、「『稲むらの火』発祥の地で濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)の精神を共に学ぶ」というテーマで開かれ、日本を含めた世界48の国と地域の高校生あわせておよそ380人が参加しています。

きょう午後1時前から行われた開会式では、県立日高高校の中井充歩(なかい・みつほ)さんと県立串本古座高校の伊森安美(いもり・あみ)さんが議長を務め、はじめに、「地震や津波などの自然災害から命を守るため、私たちに何ができるのか、何をするべきか、皆さんと2日間真剣に議論したいと思います」と挨拶して開会を宣言しました。

議長を務める伊森さん(左)と中井さん

続いて、主催者を代表して和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が挨拶し、「和歌山へようこそ。和歌山の世界一進んだ津波防災を学び、得られた知識やノウハウで、将来、あなたの国を救ってください」と呼びかけました。このあと、海外の生徒を代表してスリランカとマーシャル諸島の高校生がおととい(29日)から参加した「スタディツアー」の成果を報告し、県立耐久高校での歓迎会の様子や広川町の「稲むらの火の館」、那智勝浦町の世界遺産「熊野那智大社」などを訪れた様子を紹介しました。

スタディツアーの成果を報告

開会式のあと生徒らは会場近くの芝生広場へ移動し、サミットの開催を記念して波をかたどった記念碑を除幕したほか、和歌山県の県木、ウバメガシの苗木を植樹しました。きょうは、「世界津波の日」を提唱した衆議院和歌山3区選出で自民党幹事長の二階俊博(にかい・としひろ)氏も駆けつけ、高校生と一緒に笑顔で写真に収まっていました。

記念碑を除幕

県木「ウバメガシ」を植樹

二階幹事長も駆けつけた

このあと高校生は、さまざまな国と地域で構成された12の分科会に分かれて災害に備えることや知識を高めること、災害から生き抜くために必要なことについて意見を交わしました。

分科会の様子

サミット2日目のあす(11月1日)は、分科会や講演会が開かれたあと閉会式が行われ、「大会宣言」を発表して閉会する予定です。