高野山金剛峯寺に薫炉奉納 秋田の工芸作家

2018年11月11日 12時10分 ニュース, 社会

高野町にある高野山真言宗・総本山金剛峯寺に、金や銀、銅などを使って木目文様をつくる「金銀銅(きんぎんどう)杢目金(もくめがね)」の薫炉「金剛峯(こんごうぶ)」がこのほど(8日)奉納されました。

「金剛峯」は、香をたく器と、ふた、台座で構成されていて、幅およそ36センチ、奥行きおよそ26センチ、高さおよそ35センチで、重さはおよそ20キロです。

ふたと台座は、華やかな金銀細工で装飾され、器には、杢目金の流麗な模様が浮かんでいます。

制作したのは、秋田市の工芸作家、林美光(はやし・びこう)さんで、高野山真言宗の添田隆昭(そえだ・りゅうしょう)宗務総長が3年前に制作を依頼していました。

林さんや金剛峯寺によりますと、金銀銅杢目金は、金や銀、銅など融点が異なる金属板を重ね合わせ、高温で溶融させてできた合板をたたくなどして模様を生み出す技法で、古くから鉱山で栄えた秋田藩の金工師が江戸時代に考案したとされています。

高度な技術が必要で、継承の第一人者である林さんは、「金剛峯寺に永久保存していただけるのは、大変ありがたい」と話しました。