防火アドバイザー研修(写真付)

2018年11月14日 18時54分 ニュース, 社会, 防災

「秋の全国火災予防運動」期間中のきのう(13日)、建物の防火対策や人命救助について学ぶ研修会が、和歌山市消防局で開かれました。

この研修会は、高齢者や体の不自由な人が利用する施設の従業員に防火の知識を身に着けてもらい火災による犠牲者を減らそうと、和歌山市消防局が毎年開いているもので、ことし(2018年)に入って3回目のきのうはおよそ30人が参加しました。

研修会では、和歌山市消防協会の担当者が、コンセントをたこ足配線にしないことや、火がついても燃え広がらない防炎素材のカーテンやパジャマを取り入れることなど、火災を未然に防ぐために有効な対策や人命救助の心構えを、実際の事例を交えて説明しました。

この中で担当者は仏壇のろうそくや調理中のガスコンロから衣服に火がつく「着衣着火」が、統計を取り始めた2003年以降、和歌山市で過去最多を更新する6件発生していることを紹介したほか、AED(=自動体外式除細動器)の使用について「いざという時に使えないと意味がない。何度でも講習を受けて、AEDを使う勇気を身に着けてほしい」と呼びかけました。

和歌山市の介護施設に勤務する52歳の女性は「ちょっとした気づきが防火に繋がることが分かりました。AEDを使ったことはありませんが、使えば助かる命もあると思うと、勇気を振り絞って使いたい」と話していました。

和歌山市消防局予防課の乾嘉晃(いぬい・よしあき)副課長は「日頃から高齢者と接する機会の多い人に防火の助言者になってもらいたい。消防局では定期的に救急処置などの講習会も開いているのでこちらも参加してほしい」と話していました。

総務省消防庁のまとめによりますと、去年(2017年)、住宅火災で亡くなった人は889人で、このうち65歳以上の高齢者は646人と全体の7割あまりを占めています。