和歌山商工会議所・事業承継セミナー(写真付)

2018年11月14日 19時05分 ニュース, 社会, 経済

多くの中小企業が直面する「事業承継(じぎょうしょうけい)」について学ぶ、和歌山商工会議所と県・中小企業再生支援協議会が主催するセミナーが、きょう(14日)和歌山市で開かれました。

きょうのセミナーのもよう(11月14日・和歌山商工会議所)

きょうは「ゼロから始める!一番やさしい事業承継入門」と題して、事業承継センター株式会社の取締役会長や、事業承継協会の代表理事を務める内藤博(ないとう・ひろし)さんが講演し、県内の経営者らおよそ50人が参加しました。

内藤さんは、はじめに、熊本地震で被災して長男に事業を引き継いだ、老舗の高菜の漬け物工場の事例を紹介し「借金は未来への投資と考えて欲しい。子供の世話になっても良いのです。生まれた地域を守る若い力に会社の命を繋ぐことが、事業承継の大きなテーマです」と話しました。

そして「事業承継は一日も早く取り組まないと廃業に追い込まれてしまう。”老害”による経営破たんを防ぐために、経営者は事業承継を準備しましょう」と訴えました。

講師の内藤博さん

そのための後継者選びについて、内藤さんは「いないのではなくて、認めないだけではないか。会社を取り囲む縦と横の関係から探すなど、様々な形がある。そして、お金と信用を持った人でないと、まず事業は引き継げない」と説いた上で「今の時代に即した経営改革をする時が事業承継の時です」と述べました。

このほか内藤さんは、家族間の争いを防ぐ意味でも、家系図や遺言書、事業承継計画書の事前の作成や、専門家への入念な相談を勧めました。