由良町の工場で作業中に死亡の男性、労災認定 遺族が会見

2018年11月15日 18時32分 ニュース, 事件・事故・裁判

東京の橋メーカー大手「駒井ハルテック」の、由良町にある「和歌山工場」で、鋼材の下敷きになって死亡し労災認定された男性社員の遺族がきのう(14日)、東京都内で記者会見し「会社から納得できる原因の説明はない。命を軽視している」と訴えました。

遺族や弁護士によりますと、社員の山本慎也(やまもと・しんや)さん、当時22歳は、去年(2017年)2月、由良町にある「駒井ハルテック和歌山工場」で、およそ500キロの板状の鋼材を溶接して取り付ける作業中、倒れた鋼材の下敷きになって死亡し、ことし(2018年)10月に労災と認定されました。

通常はクレーンで鋼材をつって倒れないようにしなければなりませんが、当時はクレーンが別の作業で使われていたため、代わりに、鋼管をつっかえ棒のようにして鋼材を支えていたとみられ、何らかの原因で鋼管が外れ、下敷きになったということです。

遺族側は「安全よりも作業速度を優先させたとみられ、会社には安全配慮義務違反がある」と主張し、会社に損害賠償を求めるとしています。会見した46歳の母親は「会社ではこの数年、骨折などの大きな事故が何件も起き、予兆はあった。二度と息子のような悲惨な事故を起こしてはならない」と話しました。

駒井ハルテックの広報担当者は、「遺族には事故の状況を丁寧に説明してきている。今後も真摯に対応したい」とコメントしました。