和歌山県文化表彰の文化賞に俳優の小林稔侍さん(写真付)

2018年11月30日 19時31分 ニュース, 政治, 社会

和歌山の文化の向上と発展に特に顕著な業績をあげた人を表彰する、今年度(2018年度)の和歌山県文化表彰が、きょう(30日)発表され、数々の映画やテレビドラマで有名な、かつらぎ町出身の俳優・小林稔侍(こばやし・ねんじ)さん77歳が文化賞に選ばれました。

文化賞を受賞する小林稔侍さん(※和歌山県提供)

1964年度(昭和39年度)に始まり、今回で55回目の県・文化表彰の文化賞に選ばれた小林稔侍さんは、1941年(昭和16年)にかつらぎ町で生まれ、和歌山大学教育学部附属中学校や県立笠田(かせだ)高校を卒業後、映画俳優を目指して上京し、1965年(昭和40年)に東映の任侠映画「地獄の波止場」でデビューしました。

その後、数々の映画やテレビドラマ、舞台で見せる人情味あふれる演技が人気を博し、NHKの大河ドラマ「八代将軍吉宗」では、西田敏行(にしだ・としゆき)さん扮する徳川吉宗の側近・加納久通(かのう・ひさみち)役で故郷に錦を飾ったほか、レトルトカレーのCMでは、当時子役だった安達祐実(あだち・ゆみ)さんの父親役を演じ「ちょっと具が大きいんじゃないか、具が?」のセリフが大ヒットしました。

酒井政利さん(※和歌山県提供)

また、県・文化功労賞には、有田市(ありだし)出身の音楽プロデューサーで、郷ひろみさんや山口百恵(やまぐち・ももえ)さんらをヒットさせた酒井政利(さかい・まさとし)さん83歳と、

佐山和夫さん(※和歌山県提供)

和歌山放送のパーソナリティで「20世紀最高のスポーツマンはだれか」や「わが名はケンドリック」などの著書で知られる田辺市在住のノンフィクション作家・佐山和夫(さやま・かずお)さん82歳、

向山精二さん(※和歌山県提供)

それに、トルコの軍艦・エルトゥールル号の救出劇やイラン・イラク戦争時のテヘラン邦人救出事件を契機に、日本とトルコの友情を題材にした「紀伊の国交響曲」第5楽章「友情」を作曲した、海南市出身の向山精二(むかいやま・せいじ)さん72歳が選ばれました。

杵屋多佳さん(※和歌山県提供)

そして、県・文化奨励賞には、和歌山市出身で長唄三味線奏者の杵屋多佳(きねや・たか)さん66歳、

細将貴さん(※和歌山県提供)

和歌山市出身でカタツムリを研究している生物学者の細将貴(ほそ・まさき)さん38歳、

那智の扇祭り保存会(※和歌山県提供)

それに、那智勝浦町(なちかつうらちょう)の「那智の扇祭り(おうぎまつり)保存会」が選ばれました。

県・文化表彰の表彰式は、来年(2019年)1月31日の午後2時から、和歌山県庁の正庁(せいちょう)で開かれます。