MS10プラネタリウム こども科学館で最後の上映会(写真付)

2018年12月04日 20時43分 ニュース, 社会

和歌山市の市立こども科学館で37年前の開館当初から親子連れらに親しまれてきたプラネタリウムの投影機が、リニューアルすることになり、現在の投影機による最後の投影がおととい(12/2)、行われました。

最後の上映を終えたMS10

最後の投影を迎えたのは、コニカミノルタプラネタリウム社のMS10(テン)型・投影機で、1966年から2000年にかけて国内で41台が設置されましたが、コンピューターで制御する投影機は、全国で初めて和歌山市立子ども科学館に導入されました。

肉眼で見えるおよそ6000個の恒星を投影でき、1981年の開館当初から親子連れらに親しまれてきましたが、機器の老朽化に伴って新型機が導入されることになったものです。

112人が参加した最後の上映では、こども科学館の津村光則(つむら・みつのり)さんが、今の季節の星空を解説し、投影機にまつわるエピソードを紹介しました。

また、津村さんは、イベントが終わった後も名残惜しそうに投影機の周りで写真を撮る参加者に声をかけ、投影機の細部まで見せるなどファンサービスに務めていました。

特別に投影機を格納して指さす津村さん

参加者の中には、天文のプロもいて、明石市立天文科学館の館長を務める井上毅(いのうえ・たけし)さんは、「普段から津村さんとは交流があり、最後の投影と聞いて、家族4人で来ました。日本初の投影機がなくなるのは残念ですが、新しくなったプラネタリウムを楽しみにしたい」と話していました。

皆さんで記念撮影(中央に津村さん)

37年間にプラネタリウムを観た人の数は、99万9621人で、100万人には届きませんでした。

開館当初からプラネタリウムを担当してきた和歌山市立こども科学館の津村さんは、「さみしい思いもありますが、皆に見送られて、とてもよかったと思います。来年3月には、新しい投影機で再び星空を見ていただけるので、是非、来ていただき、リニューアルオープンからすぐに100万人を突破したい」と意気込んでいます。

市立こども科学館のプラネタリウム・リニューアルオープンは、来年3月2日の予定です。