「お菓子のはぢまり海南市条例」20日に市議会で制定へ

2018年12月12日 21時26分 ニュース, 政治, 社会, 経済

お菓子発祥の地・海南市(かいなんし)を全国や海外に広く発信しようというユニークな条例案が、開会中の海南市議会11月定例会に提案され、今月(12月)20日の最終日に可決・成立する見通しです。

この条例案は「お菓子のはぢまり海南市条例」と名付けられ、地元の食品関連業者などによる実行委員会が市議会議員に働きかけたものです。

海南市には下津町橘本(しもつちょう・きつもと)に、田道間守(たじまもり)が、ミカンの元となる橘(たちばな)の木を持ち帰って植えたと古事記(こじき)や日本書紀(にほんしょき)に伝えられている「六本樹(ろっぽんじゅ)の丘」があり、その故事をもとに、田道間守をお菓子の神様として祀(まつ)っている橘本神社では、毎年4月の第一日曜に「菓子祭り」を行っていることから、実行委員会が、官民一体となってお菓子発祥の地・海南を内外に発信しようと、条例制定に向けて働きかけを行ってきました。

条例案が可決され、施行されると、官民一体で菓子のまち・海南市をPRする事業が本格的に進められる見込みで、田道間守(たじまもり)と橘本神社のいわれをまとめた冊子の作成や、イベントの開催などが行われることになります。

実行委員の野田智也(のだ・ともや)さんは「お菓子業者以外の人々からも協力が得られ嬉しい。一方で、田道間守の故事を学校で習う機会がなく、市民でも知らない人が多いので、これを機に、海南市の再発見につなげたい」と話しています。