明治150年記念シンポジウム(写真付)

2018年12月15日 19時37分 ニュース, 政治, 社会

1868年の明治元年からことし(2018年)で150年を迎えたことを記念するシンポジウムがきょう(15日)和歌山市で開かれました。

これは、「明治と和歌山」をテーマに、地域の歴史を見つめ直そうと、和歌山県が主催したもので、きょう午後、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれたシンポジウムには、およそ200人が参加しました。

きょうは、首都大学東京法学部助教の佐々木雄一(ささき・ゆういち)氏と、四天王寺大学教授の曽野洋(その・ひろし)氏、和歌山城文化財専門員の武内善信(たけうち・よしのぶ)氏、それに和歌山県立文書館長の山東良朗(さんどう・よしあき)氏が登壇し、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事のコーディネートでパネルディスカッションを展開しました。

この中で佐々木氏は、明治時代の紀州藩について、「藩政改革で一枚岩となることを警戒されるなど、必ずしも明治政府と同じ方向を向いていたわけではなく、『明治の輝ける異端児』というイメージ」と語り、武内氏は、「徴兵制の導入で、軍服や靴の需要から和歌山の皮革産業など地場産業が発展した。また、藩政改革は、中心人物から初代和歌山県知事の津田正臣(つだ・まさおみ)や初代和歌山市長の長屋喜弥太(ながや・きやた)を輩出するなど、のちの和歌山の行政に大きな影響を与えた」と解説しました。

そして仁坂知事は、「明治維新は『和歌山モデル』で、日本の民主主義は和歌山から始まった。明治や戦後の人々が感じていた緊張感を忘れず、私たちももう一度頑張らなければ」と締めくくりました。