和歌山市の柔道場で、高齢者向け「転び方教室」

2018年12月30日 17時11分 ニュース, 防災

和歌山市にある柔道の道場で、高齢者向け「転び方健康教室」が開かれています。

道場は、和歌山市木ノ本(きのもと)の「紀柔館(きじゅうかん)」で、教室では、柔道の受け身を応用した「安全な転び方」を学び、転んだ時のけが防止につなげる試みです。道場には、週に1回、和歌山市内に住む60代から80代の数人が集まり、「転び方」を学んでいます。

指導する腹巻宏一(はらまき・こういち)さん54歳は、「転倒事故が多い中で、転び方を学ぶという逆転の発想で、高齢者の健康を後押ししたい」と説明しています。

参加者は、声を出し合って、手や足を順番に動かし、腹巻さんの「はい転んで」の声で、身体を丸めて転びます。柔道の受け身のようにすることで、頭を守り、体への衝撃を和らげるられるということです。このほか、柔道や合気道の体さばきの動きを取り入れたトレーニングで体幹やバランス能力を鍛えることもしています。

柔道を生かして地域貢献をしたいとの思いから腹巻さんが去年(2017年)4月に始めたもので、「地域の集いの場にもなり、心身ともに健康になってほしい」と話しています。

教室に参加している87歳の男性は、「週1回、運動する良い機会。今後も続けていきたい」と話していました。