田辺市・闘鶏神社創建1600年の幕開け

2019年01月02日 17時15分 ニュース, 社会

田辺市の世界遺産・闘鶏(とうけい)神社は、創建1600年を迎えることし(2019年)様々な祭礼や行事が行われます。

闘鶏神社は、熊野三山の別宮的な存在で、今から1600年前の允恭(いんぎょう)天皇8年に創建されたと伝えられ、古くは「新熊野権現社(いまくまのごんげんしゃ)」と呼ばれていたことから、地元では「権現さん」と親しまれています。

社名は、壇ノ浦の合戦の際、武蔵坊弁慶の父とされる熊野別当湛増(くまのべっとう・たんぞう)が神社で鶏を戦わせ、熊野水軍を源氏と平家のどちらに加勢するかを占ったことに由来し、2016年には熊野古道・大辺路(おおへち)の一部として世界遺産に追加登録されています。

1600年の幕開けとなった元日のきのう(1日)は、午前9時から新年行事のひとつ「歳旦祭(さいたんさい)」が営まれ、長澤好晃(ながさわ・よしあき)宮司が祝詞(のりと)を奏上したほか、巫女(みこ)による舞が奉納され、大勢の参拝客が初詣でに訪れました。

闘鶏神社周辺の観光協会や商工会議所などは推進協議会を作って、創建1600年の記念事業をことし繰り広げる予定で、闘鶏神社にまつわる歴史を学ぶ市民講座や、春の記念講演会、夏の灯籠(とうろう)イベント、秋の熊野詣(くまのもうで)をテーマにした奉納落語公演、地元ミュージシャンの奉納コンサートなどが企画されています。

このほか7月の例大祭「田辺祭(たなべまつり)」や、10月の「弁慶まつり」と連動した企画も行われるということで、長澤宮司は「去年(2018年)創建2050年を迎えた熊野本宮大社から闘鶏神社へ流れを受け継ぎ、祈りの心を広げたい」と話しています。