ニホンオオカミの特別展示、県立博物館で開催中(写真付)

2019年01月07日 20時25分 ニュース, 社会

世界に4体しかないニホンオオカミの剥製の特別展示が海南市船尾(ふのお)の県立自然博物館で開かれています。

ニホンオオカミはかつて、全国各地の山間部に生息していましたが、1905年(明治38年)に奈良県東吉野村(ひがしよしのむら)で捕獲されたのを最後に生存が確認されておらず、絶滅したとされていて、当時の姿を忠実に再現した本剥製(ほんはくせい)は日本国内の3体を含めて世界に4体しか残されていません。

県立自然博物館によりますと、この剥製は、戦後、和歌山大学教育学部の校舎で偶然見つかったもので、県立自然博物館が保管の寄託を受けて2001年から所蔵しています。展示されている剥製は体長1メートル・高さ73センチで、1904年(明治37年)ごろに奈良県大台山系(おおだいさんけい)で採集されたものとされていますが、詳しい採集場所や採集者などは分かっていないということです。

県立自然博物館の学芸員、佐々木歩(ささき・あゆみ)さんは「貴重な剥製なので大切に見てもらいたい。今回は剥製の作られ方を紹介するパネルも用意したので関心を持ってもらえれば」と話していました。

ニホンオオカミの剥製は、今月(1月)31日まで県立自然博物館の第2展示室で見ることができます。