和歌山駅地下で喉の痛み訴え 10人救急搬送(写真付)

2019年01月09日 20時51分 ニュース, 事件・事故・裁判, 交通, 社会, 防災

きょう(1/9)午後、和歌山市のJR和歌山駅の地下にある飲食街でガスのような異臭がするという通報があり、喉の痛みなどを訴えた10人が救急搬送されました。

大勢の消防・救急隊員が駆けつけた駅ビル入り口付近(1月9日・JR和歌山駅)

きょう午後1時43分頃、和歌山市のJR和歌山駅の地下にある飲食街で「ガスのような臭いがして、咳き込んでいる人が数人いる」という通報があり、消防と警察が出て原因を調べました。

現場周辺では、駅ビルや、駅の東西を結ぶ地下道などの出入り口が規制され、消防隊員らに支えられて和歌山駅の地下街から出てきた人たちのうち、喉の痛みなどを訴えた10人が救急搬送されました。

救助者をストレッチャーで搬送する救急隊員ら

和歌山市消防局によりますと、救急搬送されたのは、20歳代から70歳代までの男女あわせて10人で、このうち、1人の女性が重傷とされていましたが、当初の見込みよりもケガの程度は軽いということです。

また、その他にも、自主的に病院を訪れ受診した人もいるということです。

駅ビルでは都市ガスが使用されていたということで、通報を受けた消防などが、空気中の一酸化炭素や硫化水素などを調べましたが、検知された数値に異常はなく、ガス漏れも確認されませんでした。

今後は、警察と消防が、天井やダクト付近を調べるほか、防犯カメラの画像などを解析して事件性の有無を調べることにしています。

地下街の飲食店の店主は、「従業員や客が突然、のどが痛いといいだしたので、ガスの元栓を切って地上に上がってきたら、のどがさらにヒリヒリし出した。臭いや煙がまったく発生していなかったので、おかしいと思う」と首をかしげていました。

なお、JR和歌山駅の列車やターミナル周辺の路線バスは、通常通り、運行されています。

現場の指揮本部で協議する消防隊員や警察官ら

異臭騒ぎの直後、JR和歌山駅には多くの消防車や救急車が集まり騒然となり、地下街の入り口や付近の通路を閉鎖したため、駅員やバス会社の職員らがメガフォンで駅の利用客を誘導するなど、混乱した雰囲気に包まれました。

バスで帰宅途中の和歌山市の女子中学生は「バスを降りたとたんに、店員や消防隊員、警察官が沢山いてとても驚きました。ホースが置かれていたのではじめは火事かと思っていましたが、こんな事は初めてです」と驚きを語りました。