2018年倒産状況・過去10年で件数2番目の少なさ

2019年01月11日 20時29分 ニュース, 社会, 経済

民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、去年1年間(2018年)に和歌山県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は80件で、負債総額は143億4800万円と3年ぶりに100億円台を超えた一方で、件数は80件で前の年より3件増えましたが、過去10年間で2番目に少なくなり、6年連続で100件を下回りました。

産業別では、サービス業が34件と最も多く、次いで小売業が15件などとなりました。

原因別にみると、販売不振が74件と最も多く、次いで、過去からの不振の積み重ねや、運転資金の欠乏、設備投資過大などとなっています。

負債額別では1千万円以上が59件と最も多く、1億円以上が11件、5千万円以上が8件、10億円以上が2件と続き、10億円以上の大型倒産が前の年より1件増え、年間の負債総額を押し上げた格好です。

東京商工リサーチ和歌山支店は「企業体力のぜい弱な中小零細の倒産が主流となった。サービス業を中心に小規模零細企業の不況型倒産は増えていて、ことし(2019年)10月に予定される消費税10%増税を控え、需要や消費動向に変化が出る懸念があり、金融機関の貸し出し競争から漏れた経営改善が進んでいない企業を中心に、環境の変化次第で倒産が増加に転じる可能性を残している」と見通しを示しています。