県「飲酒運転根絶条例」制定に向け、県民の意見募集

2019年01月20日 11時42分 ニュース, 交通, 政治, 社会

飲酒運転による交通死亡事故の根絶を目指そうと「飲酒運転根絶条例」制定の準備を進めている和歌山県は、条例案の骨子を公表し、県民の意見を募集しています。

飲酒運転による交通死亡事故の割合が、おととし(2017年)和歌山県は17・1%に達し、2006年に続いて、全国ワースト1位となりました。

これを受け、県では「飲酒運転根絶条例」を新たに制定することを決め、来月(2月)開会する2月定例県議会での条例案の提出に向けて準備を進めています。

その骨子がこのほど公開され、県が施策の計画的な実施や啓発、県民が飲酒運転の制止や通報、事業者が従業員への指導などを行うなど、それぞれが責務を担うとしています。

具体的には、飲酒運転の違反者にはアルコール依存症に関する医療機関の受診や治療の義務が定められ、5年以内に2回違反した人は知事から医療機関の受診を命じられ、結果の報告が義務づけられるとともに、命令に違反した場合は5万円以下の過料を徴収する罰則が盛り込まれています。

また、飲酒運転の違反者が飲食した店には、県から事実が通知されたうえで防止措置をとるよう指示書が出され、指示書を店内に掲示しない場合は5万円以下の過料が徴収されるとしています。

このほか、飲食店や駐車場の所有者、タクシー業者や運転代行業者などに対しては、飲酒運転の制止や警察への通報を義務づけるとしています。

県では、条例案の骨子を県民生活課のウェブサイトで公開するとともに、今月(1月)25日まで、県民から意見を募集しています。意見は、電子メール、FAX、書面の郵送のいずれかで受け付けています。