県立医大・5G通信の遠隔診療実証試験

2019年01月22日 18時27分 ニュース, 政治, 社会

次世代の高速大容量通信規格「5G(ファイブジー)」の移動通信システムを利用した遠隔診療の実証試験が、きのう(21日)和歌山県立医科大学と日高川町(ひだかがわちょう)の診療所とを結んで行われ、患者の心臓のエコー画像をリアルタイムで送信しました。

これは、総務省が全国各地で行っている5Gの実用化に向けた試験の一環として、和歌山県と県立医大、それにNTTドコモが去年(2018年)から行っているもので、和歌山市紀三井寺(きみいでら)の県立医大・地域医療支援センターと、およそ30キロ離れた日高川町川原河(かわはらごう)の国保川上(かわかみ)診療所との間を、5Gの通信回線を使った遠隔医療システムで結びます。

きのうの実証試験では、川上診療所の医師が町内の慢性心不全の男子患者の家を診療に訪れたという想定で、男性の心臓エコーの映像を県立医大の地域医療支援センターにリアルタイムで送信しました。

センターでは心臓の専門医が画面に映し出された鮮明なエコー画像を確認しながら、マイクを使って川上診療所の医師に所見を伝えたり、今後の医療方針について助言を行ったりしました。

川上診療所の平林直樹(ひらばやし・なおき)医師は「映像は鮮明で遅延も無かった。この地域には通院できない患者も多く、心強い」と話していました。