反捕鯨警戒強化・太地町の臨時交番常設化検討

2019年01月22日 18時28分 ニュース, 政治, 社会

イルカの追い込み漁の期間中、太地町(たいじちょう)に臨時交番を設置している和歌山県警察本部は、日本政府がIWC・国際捕鯨委員会からの脱退を通告することに関連して、反捕鯨団体による違法な活動への警戒を強化するため、臨時交番の常設化を検討していることがわかりました。

和歌山県警では、2011年から、毎年9月から翌年の春にかけてのイルカの追い込み漁の期間中にあわせて、太地町の畠尻湾(はたけじりわん)の前に臨時交番を開設し、警察官を配置して警戒にあたっています。

県警公安課によりますと、反捕鯨活動が最も盛んだった2013年度にはおよそ200人の活動家が太地町を訪れたほか、2010年以降は、海中に設置されたイルカの生け簀(いけす)の網が切られる被害が複数確認され、去年(2018年)11月にも網が切られ、イルカ5頭が逃げました。

ことし(2019年)7月に商業捕鯨が再開されることから、県警は特に警戒を強めていて、追い込み漁の終了後も警察官を配置し、臨時交番の常設化を検討しています。

また県は、臨時交番の老朽化に伴い、新しい交番の建設費を盛り込んだ当初予算案を、来月(2月)開かれる2月定例県議会に提出する方針で、来年度(2019年度)中にも建て替えを行い、情勢を見ながら設置場所や人員態勢を検討する考えです。