施行10年・裁判員裁判制度の出張講座(写真付)

2019年02月05日 00時27分 ニュース, 社会, 経済

2009年の裁判員裁判制度のスタートから、ことし(2019年)5月で10年となるのに先立ち、和歌山県内の民間企業に和歌山地方裁判所の裁判官や裁判員経験者が制度について説明する出張講座が、きょう(4日)午後、和歌山市湊(みなと)のネッツトヨタ和歌山本社で開かれました。

きょうの出張講座のもよう(2月4日・和歌山市湊)

これは、裁判員裁判制度を改めて多くの県民に知ってもらおうと和歌山地方裁判所が行っているもので、きょうは、ネッツトヨタ和歌山の社員およそ20人が出席するなか、和歌山地方裁判所の西脇真由子(にしわき・まゆこ)判事と裁判員経験者の女性が、制度について説明しました。

西脇判事は、和歌山地方裁判所では、毎年、県民およそ500人に1人から抽出した候補者から裁判員が選ばれることや、県内の裁判員裁判では、殺人や殺人未遂、現住建造物等放火といった事件が多いことなどを紹介したほか、守秘義務など裁判員に求められる決まりごとなどについて説明しました。

また裁判員経験者は、裁判員に選ばれた時の印象について「本当にびっくりして不安な気持ちがしましたが、微力ながら参加出来たことで、自分自身の視点が変わりました」と語りました。

講師の西脇判事

西脇判事は「同じ証拠を見ても、人によって結論は様々です。裁判員が経験に基づく意見を出し合うことで、国民の司法への信頼が寄り高まります」と意義を強調しました。