児童虐待の家庭に立ち入り訓練(写真付)

2019年02月07日 20時08分 ニュース, 事件・事故・裁判

児童虐待が疑われる家庭を想定し、立ち入り調査を行う訓練がきょう(7日)和歌山市で行われました。

ドア越しに職員が両親を説得

きょう午後2時から、和歌山市木ノ本にある和歌山県警察学校の模擬家屋で行われた訓練には、児童相談所の職員や、県警・少年課の警察官らあわせておよそ60人が参加しました。

訓練は、医療機関から児童相談所に「けがをした乳児が受診に訪れたが両親から詳細な説明がない」という通報が寄せられたという想定で行われました。訓練では、児童相談所の職員が援助要請を受けた警察官を伴ってドア越しに接触を試みますが両親が応じないため、家庭裁判所からの許可状を提示した上で合鍵を使ってドアを開けて自宅に立ち入りました。両親役の職員が迫真の演技で抵抗する中、職員が子どもを保護し、一時保護の理由や不服請求の手続きについて説明しました。

自宅に立ち入り、子どもの保護を試みる

県・中央児童相談所の市川雅章(いちかわ・まさあき)所長は「実際の現場では両親がもっと必死で、自宅からの保護が最も難しい。子どもをいかに安全に保護するかが大切で、今後も警察と連携して訓練などを重ねていきたい」と話していました。

県警少年課によりますと、去年(2018年)県内で、警察が児童相談所に通告を行った18歳以下の子どもに対する虐待はあわせて264件、のべ489人で、前の年より53件、のべ159人増えました。