イタリア・アマルフィと雑賀崎の交流シンポジウム(写真付)

2019年02月11日 21時04分 ニュース, 社会, 経済

「世界一美しい」と評され世界遺産にも登録された海岸がある南イタリアの都市・アマルフィと和歌山市の文化交流を図るシンポジウムが、きのう(10日)和歌山市の雑賀崎(さいかざき)で行われ、アマルフィ市のダニエレ・ミラノ市長も出席しました。

シンポジウムのもよう

和歌山市は、海に開けた斜面に住宅が立ち並ぶ景観や港町としての歴史といった共通点が多いことをきっかけに、雑賀崎地区とアマルフィとの交流を進めていて、今回、ダニエレ・ミラノ市長を招いての催しが実現しました。

市の雑賀崎支所で開かれたシンポジウムには地元住民らおよそ80人が参加し、はじめに和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が「アマルフィ市の成功体験を教えていただき、今後、交流を深められれば」と挨拶しました。

パネルディスカッションでは、アマルフィ市の名誉市民で法政大学の陣内秀信(じんない・ひでのぶ)特任教授が、「斜面都市はパノラマが開けて風も入り、日当たりも良い。アマルフィでは狭い路地も上手に生かしていて、近年は空き家の活用も進んでいる」と紹介したほか、和歌山大学観光学部の永瀬節治(ながせ・せつじ)准教授が雑賀崎の歴史や最近の取り組みを報告した上で「生活環境とこれからの観光をどう結びつけていくかが課題」と話しました。

ミラノ市長は「観光客はその土地でしかできない体験を楽しみにしている。例えば、特産物をその場で提供する地産地消や、魚の一本釣りといったアクティビティを取り入れてみては」とアドバイスしました。

アマルフィ市のダニエレ・ミラノ市長

このあと、会場を「親子つりパーク」に移して地中海の郷土料理を味わうイベントが行われ、アマルフィのレストランシェフ、アレッサンドロ・トルモリーノさんが、バケットに鰯のマリネとレモン風味のバターソースをのせた「ブルスケッタ」や、エビとズッキーニのリゾットなど4種類を参加者に振る舞いました。

試食会のもよう

提供された地中海の郷土料理

アレッサンドロ・トルモリーノさんが腕をふるった