「下津蔵出しみかんシステム」 和歌山初の日本農業遺産認定

2019年02月15日 20時17分 ニュース, 社会

農林水産省は、きょう(15日)海南市下津町(しもつちょう)の「下津蔵出しみかんシステム」を含む全国の7つの地域を、日本農業遺産に認定しました。和歌山県での日本農業遺産認定は、これが初めてとなります。

日本農業遺産は、2016年4月に創設された、伝統的な農林水産業を営んでいる地域を農林水産大臣が認定する制度で、市町村や関係する団体などによる協議会などが農林水産大臣に認定を申請し、2年に1度開かれる専門家会議で審査されます。

今回で2回目となった審査には、下津蔵出しみかんシステムを含む全国14府県の18地域が申請し、審査の結果、全国7県・7地域が新たに認定されたものです。

和歌山県から初めて認定された下津蔵出しみかんシステムは、自然の力を利用し、農家の持つ蔵の中で温州(うんしゅう)みかんを貯蔵し熟成することで年明け後でも甘いみかんを出荷できるほか、産地の下津町では、独自の石積み技術や急な斜面を活かしてビワの栽培技術なども確立し、全国有数の果物産地を形成するなど、持続的な農業システムを構築していることが評価されました。

地元・海南市や生産者団体などによる推進協議会では「およそ400年前から先人たちが培った技術をとても誇らしく思います。販売促進につなげる一方、後継者不足の解決に向け次世代に魅力を伝えたい」と話しています。

日本農業遺産の認定式は、4月19日に東京の農林水産省で行われます。