県議会・海外視察報告書「わずか1枚」も議長「問題ない」(写真付)

2019年02月20日 20時57分 ニュース, 政治

和歌山県議会が行った2016年度以降の海外視察10回のうち、3回の報告書がA4サイズ1枚だったことが、共同通信の調べで分かりました。

報告書が1枚だけだったのは、2016年5月と、翌2017年5月に行われた中国への視察と、2017年6月に行われた台湾への視察分です。

これらの報告書では、参加した議員の名前や、視察の場所、期間、それに面会した相手などがごく簡単に記されているだけでした。渡航費や宿泊費は公費で支払われていて、あわせておよそ71万円から127万円に上っています。

県議会の規定では、視察後、速やかな報告書の提出を議員に求めていますが、どれほど詳しく記載するかは議員にゆだねられ、インターネットや議会図書室では閲覧できず、情報公開請求手続きが求められます。

この報道を受け、きょう(20日)県庁で、県議会の藤山将材(ふじやま・まさき)議長と岸本健(きしもと・たけし)副議長、それに各会派の代表者が出席して会議を開いて、問題の経緯を確認したうえで、今後の報告書の記載や情報公開の在り方などを各会派で持ち帰って協議することで合意しました。

記者らの質問に答える県議会の藤山議長(2月20日・県議会議長室)

藤山議長はこの問題について「和歌山県議会の場合は、視察報告書だけではなく議員が本会議場で報告することが昔からの慣例で、誰でも傍聴可能で、議事録やインターネット録画でも公開されていて問題は無い」という認識を示しました。

その上で藤山議長は、今の議会の会期中に再び各会派の代表者会議を開き、対応を検討する考えを明らかにしました。