海南市、過去最大259億円の一般会計当初予算案(写真付)

2019年02月21日 19時32分 ニュース, 政治

海南市はきょう(21日)、一般会計で過去最大規模となる総額259憶円あまりの新年度(2019年度)予算案を発表しました。

当初予算について説明する神出市長

海南市の当初予算案は、来年(2020年)開館予定の「仮称・市民交流施設」の建設事業費などが増えたことで、前の年度を5・6%上回り、2005年の合併以降、最大規模となる259憶6900万円あまりとなりました。

歳入は、固定資産税などの市税がやや増えておよそ69億円となったほか、市の借金にあたる市債は建設事業の増加で2割以上増えておよそ40億円となりました。歳出は、繰上償還の減少で公債費が減少したことで義務的経費が5・9%減った一方、建設費の増加で投資的経費が4割以上増えました。

主な事業では、海南市日方の市役所の旧庁舎跡地に来年4月の開館を目指す「仮称・市民交流施設」の建設に来年度23億8000万円あまりを計上します。施設は4階建てで、最大15万冊を蔵書できる図書館や、カフェ、200席の可動客席がある多目的ホール、音楽練習室などが入る予定です。

また、海南市大野中の「わんぱく公園」に隣接する池の一部を埋め立てて公園を拡充するとともに県立自然博物館を移転し仮設住宅の建設用地や防災ヘリポートなど大規模災害時の拠点としても活用できる「仮称・中央防災公園」の整備に来年度、1億900万円あまりを計上するほか、下津町小南に、4年後の完成を目指して地元の特産品などを販売する道の駅を整備する事業の実施設計に8200万円あまりを盛り込みます。このほか、鈴木姓のルーツである「鈴木屋敷」の復元に向けて企業や個人から寄附を募る事業や、全国の焼き鳥店が一堂に会する「全国やきとりんピック」の開催、市内の指定避難所に井戸や雨水タンクを整備する事業にも取り組みます。

神出政巳(じんで・まさみ)市長は新年度予算案について「財源の確保に努めつつ人口減少などの課題に対応するための施策を推進するなど、『住み続けたい』『住んでみたい』と思えるまちづくりに資する事業に重点的に予算を配分した」と述べました。来年度の一般会計当初予算案は今月(2月)28日に開会する2月定例市議会に提案されます。