JR和歌山線に新型車両227系 近畿初導入前に公開(写真付)

2019年02月23日 19時58分 ニュース, 交通

JR西日本の新型車両227系が、来月(3月)、近畿地方ではじめて和歌山線に導入されるのを前に、きょう(23日)、車両の試乗会と展示会が行われました。

新型車両227系

和歌山駅と奈良の王寺駅とを片道2時間半あまりで結ぶJR和歌山線では現在、105系と117系が運行されていますが、老朽化に伴いおよそ30年ぶりに新型車両が導入されることになりました。

近畿地方ではじめて導入される車両は、和歌山と奈良の自然や歴史文化をイメージしたグリーンを基調とし、車内には、来年(2020年)春から利用できるICカード用の改札機や、車いすでも使用できるバリアフリートイレが設置されているほか、掴まりやすい吊り革やクッション性の高い座席シート、LEDの案内表示などが採用されています。また、従来より走行時の揺れが少ない「エアーサスペンション」を搭載し、乗り心地が向上しているほか、車内の気密性が高く走行音が静かだということです。

バリアフリートイレ

きょうは来月(3月)16日のデビューを前に試乗会が行われ、和歌山駅から乗り込んだおよそ100人の招待客が、橋本駅までおよそ1時間の旅を楽しみました。事前に車両の運行を告知したこともあって、沿線の住民らが横断幕を掲げたり手を振ったりして歓迎し、和歌山線のPR動画を制作する県立那賀高校放送部が車内からその様子を撮影しました。

沿線の人々が227系に手を振って歓迎

橋本駅のホームでは、車両の展示会が行われ、新型車両を一目見ようと詰め掛けた沿線の住民や鉄道ファンらが記念撮影をしたり座席の座り心地を確認したりしていました。

展示会

橋本駅のホームは多くの人で賑わった

かつらぎ町から来た41歳の男性は「前の車両がなくなるのは寂しいが、きれいで使いやすく、嬉しい。ICカードの利用も早く始まってほしい」と話し、奈良から参加した11歳の男の子は「案内表示などが進化していて気持ちが良い。ぜひ利用したい」と話していました。

JR西日本和歌山支社の伊藤義彦(いとう・よしひこ)支社長は車内アナウンスで「旧車両は平成の時代とともに利用していただいた。227系も次の時代に皆様に愛されるよう取り組んでいく」と挨拶しました。

新型の227系への入れ替えは、和歌山線と奈良の桜井線でことし秋までに順次行われ、あわせて56両が導入されるということです。