関電・海南火力発電所廃止と御坊2号機休止発表

2019年03月01日 20時04分 ニュース, 社会, 経済

関西電力は、きょう(3月1日)、来月(4月)1日に海南発電所を廃止するとともに、御坊発電所2号機を休止すると発表しました。

海南発電所は、高度成長に伴う電力需要の急増に対応するため、関西電力が海南市船尾(ふのお)に整備した火力発電所で、1970年(昭和45年)5月に1号機が稼働して以来、1973年6月の4号機の稼働まで4基が建設され、あわせて210万キロワットの発電容量で、およそ半世紀にわたって電力供給を支えてきました。しかし、近年では、節電や省エネが定着するなど需要が減少傾向にあることから、2017年4月以降、1号機から3号機までの運転を休止しています。

関西電力では、今後も需給の見通しが安定していることや、設備の老朽化などを踏まえ、現在運転中の4号機も含めて、来月1日で廃止することを決めました。

関西電力は、海南発電所の跡地利用について、企業誘致を中心に、幅広く検討していて、現在、興味を示す企業との間で具体的な協議を進めているということです。

一方、関西電力は、御坊市の御坊発電所の2号機についても、来月1日に休止することをあわせて発表しました。御坊発電所では、現在、1号機から3号機まで稼働しています。

海南発電所の廃止と御坊発電所2号機の休止について、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「長年にわたり地域経済に大きな貢献をしてくれました。地元の自治体からの懸念を関西電力に強く伝えてきた結果、跡地への企業誘致のめどがつき、地元の雇用減少という悪影響に歯止めを掛ける見通しを得ることが出来たと考えている」とコメントしました。

また、海南市の神出政巳(じんで・まさみ)市長は、「海南発電所が廃止されるのはさびしい限りです。地元の経済に大きな影響を及ぼす懸念のある跡地利用については、今後も、和歌山県や関西電力と協力して対応していきたい」とコメントしています。