護岸1メートルかさ上げへ、関空1期島東側

2019年03月03日 15時41分 ニュース, 経済, 防災

関西空港が去年(2018年)の台風21号の直撃を受け、一時閉鎖に追い込まれてから、あす(4日)で半年になります。

運営する関西エアポートでは、防災対策強化のため、高波で浸水した滑走路やビルがある1期島の護岸を来月(4月)から来年(2020年)夏ごろまでかけて、1メートルあまりかさ上げすることにしています。

去年9月4日に台風に襲われた関空では、滑走路が水浸しになり、1期島の第1ターミナルビル地下の電源設備も海水をかぶって停電しました。人工島にある関空は、高波に弱いのが開港以来の悩みで、これまでもたびたび護岸のかさ上げや補強をしてきました。1期島は年に6センチほど地盤沈下していて、台風21号直撃の際、東側の護岸では、高さ4メートルほどでしたが、当時、周辺では、それ以上の高波が発生していました。

滑走路のかさ上げも検討課題ですが、工事には1年以上にわたって、滑走路を閉鎖する必要があるため、外国人旅行客が急増し、2025年に大阪・関西万博も控える中では、現実的でないという見方があります。

関西エアポートでは、来月、大規模な台風や地震、津波などの発生時に、迅速な情報共有や協力を図るため、官公庁や航空会社など30機関による総合対策本部を発足させます。また、関空で運用や防災を担うオペレーションセンターも再編し、危機管理に強い空港づくりを進めることにしています。

去年の台風直撃では、波が関空の護岸を越え、1期島の滑走路やビルが浸水、一時、空港が全面閉鎖に追い込まれました。関空島で記録した瞬間風速は開港以来最大の58・1メートル、対岸とを結ぶ連絡橋は、強風で流されたタンカーが衝突して、通行不能となり、関空島には一時、およそ8000人が取り残されました。

タンカーの衝突で破損した連絡橋の復旧工事は、今も続いていて、今月7日朝に、上下各2車線での通行が可能となりますが、6車線での完全復旧は、来月上旬となりそうです。