和歌山市、入札不調の新市民会館で方針を再検討

2019年03月13日 20時30分 ニュース, 社会

和歌山市は、2年後(2019年)の春に開館を目指していた新しい市民会館の建設工事の入札が2度にわたって不調に終わり、きょう(13日)開かれた市議会経済文教委員会で、設計を見直す案や、移転せず耐震化する案を含め今後の方針を見直す考えを示しました。

尾花正啓(おばな・まさひろ)市長は委員会で、入札が不調に終わったことについて「ご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫びします」と陳謝し、「東京オリンピック・パラリンピックの関連施設の建設に伴う、人件費や資材価格の高騰が原因ではないか」などと説明しました。

今後の方針については、建設予算を見直す案と、設計を見直す案、それに今の市民会館を移転せずに耐震化する案の3つを示し、「しっかり検討し、対応策を5月の臨時議会を含めてできるだけ早期に提案したい。3回目の不調は絶対に避けなければならない」としています。

尾花市長は「私としては、工事予算を見直す案が最善だと思う」と話し、理由として、「和歌山城との相乗効果を発揮できる立地である」「工事期間中、市民会館を閉鎖せずに済む」「2021年秋の国民文化祭の開催に間に合う」などを挙げました。

一方、委員からは、「市民は国民文化祭に間に合わせることを望んでいるのか」「中身を精査せずに急ぐのではなくもっと時間をかけて慎重に考えるべきでは」「各案にかかる正確な数字を市民に提示してほしい」などの意見が出されました。