入館拒否男性の請求棄却 太地町くじらの博物館

2019年03月27日 22時50分 ニュース, 事件・事故・裁判

太地町の町立くじらの博物館に入館を拒まれたと主張して男性が損害賠償を求めた裁判で、和歌山地方裁判所はきょう(27日)請求を退ける判決を言い渡しました。

この裁判は、イルカ保護団体に所属するオーストラリア人の男性が起こしたもので、男性が死亡した後、裁判を引き継いだ娘のサラ・ルーカスさん34歳ら3人はおよそ330万円の損害賠償を太地町に求めていました。

きょうの判決で和歌山地裁の中山誠一(なかやま・せいいち)裁判長は、男性らが無断で撮影行為に及ぶなどしていたと指摘した上で「他人の迷惑になると具体的に予測される事情があった」と判断し男性側の請求を退けました。

判決によりますと男性とルーカスさんが2014年に博物館を訪れた際、職員は入館を拒否しました。このため2人は裁判を起こしましたが、その後、男性が死亡して裁判が分離されルーカスさんについては和歌山地裁が2016年、11万円を支払うよう町に命じる判決を言い渡しています。