「新宮道路」新年度新規事業化決定・紀伊半島一周道路の全線事業化へ

2019年03月29日 21時03分 ニュース, 交通, 政治, 社会, 経済, 防災

紀伊半島一周道路を構成する近畿自動車道・紀勢線「新宮道路(しんぐうどうろ)」4・8キロが、国の新年度(2019年度)事業に採択されました。あわせて三重県熊野市(くまのし)から紀宝町(きほうちょう)にかけての「紀宝熊野道路」15・6キロの新規事業化も決まり、これで、紀伊半島一周道路のすべての区間が事業化されることになります。

新宮道路は、新宮市(しんぐうし)あけぼのから三輪崎(みわさき)までの4・8キロの区間を結ぶ自動車専用道路です。

総事業費はおよそ300億円、上下1車線で、設計速度は時速80キロです。

高架を主体に整備されるため、南海トラフ巨大地震の津波などを回避し、災害時の「命の道」として機能することや、救急医療活動の時間短縮、それに熊野三山など和歌山・三重を結ぶ広域観光周遊ルートが形成されることが期待されています。新年度は調査費用として1億円が計上されます。

和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「紀伊半島一周道路の未供用区間が全線にわたり事業着手されることは誠に喜ばしい限りだ。和歌山県にとって、企業立地や産業振興、活力ある地域づくりといった将来のチャンスを保障するものとして必要不可欠だ。今後も沿線の自治体と連携して、円滑な事業推進に協力するとともに、早期実現を国や関係機関に強く働きかける」とコメントしています。