和歌山県と関西電力・NTT西日本と協定締結(写真付)

2019年04月04日 19時41分 ニュース, 社会, 防災

去年9月の台風21号で大規模な停電などが発生し、市民生活に大きな影響が出たことを受け、和歌山県はきょう(4/4)、関西電力とNTT西日本との間で復旧作業で連携するための協定を締結しました。

関西電力とNTT西日本の管内では、初めての協定締結だということです。

去年9月の台風21号では、和歌山県内で9月4日から15日にかけて34万5千軒が停電したほか、9月4日から29日にかけて4400回線に通信障害が発生しました。この際、和歌山県は、関西電力の復旧作業を後押しするため、山間部での倒木を取り除く作業を一部請け負うなどしました。

今回の協定は、電柱や電線に寄りかかっている樹木など復旧作業の妨げとなる倒木や土砂の除去を和歌山県が、代わりに行うなどして支援するもので、県や市町村の管理する道路が対象となります。

県庁の知事室で行われた協定の調印式には、関西電力の岩根茂樹(いわね・しげき)社長と、NTT西日本の小林充佳(こばやし・みつよし)社長が出席し、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事とそれぞれ協定を締結しました。

挨拶する仁坂知事

仁坂知事は、「去年9月のときは、関西電力が倒木の除去に手間取っていることに1週間、気づかなかった。混乱なく初めからやった方がいいので、今回の約束をしておこうということになった」と挨拶しました。

また、関西電力の岩根社長は、「この協定によって、今後、和歌山県と一体となって早期の停電復旧に取り組む体制を整えることができたのは、地域の防災体制強化の観点から極めて意義深い」と話しました。

NTT西日本の小林社長は、「全国でもあまり例を見ない、この協定の締結により、私どもの災害対応力を強化できるのではないかと思い、ありがたく心強く思っている次第だ」と挨拶しました。

協定書を手に(左から:岩根社長、仁坂知事、小林社長)

また、NTT西日本は、「今回の協定をモデルケースとして、内容をさらに充実させ、他の行政機関にも幅広く展開していきたい」としています。