彌榮会主催「地域ふれあい教室」岩崎順子さんが講演(写真付)

2019年04月13日 19時52分 ニュース, 社会

岩出市の福祉施設できょう(13日)「地域ふれあい教室」が開かれ、「いのちの講演家」として活動する岩崎順子(いわさき・じゅんこ)さんが「『なんのために?』と聞かれたらそれは一番大事なもののために」と題して講演しました。

講演する岩崎順子さん

この催しは、地域住民らの交流を深めてもらおうと医療法人彌榮会(やえいかい)が毎年開催しているもので、ことし(2019年)で5回目です。きょう午後2時から、岩出市中迫(なかぶさ)の「地域在宅総合ケアセンター」で開かれた講演会には、県内外からおよそ120人が参加し、「いのちの講演家」として全国で1000回以上講演を行っている海南市在住の岩崎順子(いわさき・じゅんこ)さんが3人の子どもがいながら夫をがんで亡くし、長女の闘病生活を支えた経験を語りました。

岩崎さんは、「当時、子どもたちの前では笑顔だったが、本当は限界だった」と振り返り、「夫が末期がんだと分かり一番辛いときに長女に助けてもらったのに、病気になった長女に辛くあたってしまい、手紙を書いて謝った。子どもを無条件に愛せたとき母親になれることを学ばせてもらった」と語りました。そして、「私の一番大事なものは3人の子どもたち。子どもたちのために自分ができることはお金や名誉ではなく人との縁を残すことだと思う」と話しました。

岩崎さんのユーモアを交えた講演に、会場には笑い声とすすり泣く声が混じりました。参加した岩出市の57歳の女性は「両親を亡くしすべて自分でやらなければならない中、子育てもあっていろいろな葛藤があります。講演を聴くのは5回目ですが毎回勉強になります」と話し、73歳の女性は「夫を亡くし、岩崎さんの講演に力をもらいました」と話していました。