「たま名誉永久駅長」平成最後のお誕生日(写真付)

2019年04月29日 18時56分 ニュース, 交通, 社会, 経済

和歌山電鐵貴志川線(きしがわせん)の「たま名誉永久駅長」の平成最後のバースデーを祝うセレモニーが、きょう(29日)紀の川市貴志川町の貴志駅で開かれました。

ニタマ駅長を抱いてろうそくを吹き消す小嶋社長(4月29日・和歌山電鐵貴志駅)

ネコの駅長として全国や海外の人たちに知られた、たま名誉永久駅長は、2015年6月に死にましたが、和歌山電鐵は、生存していれば20回目の誕生日となり、平成最後の誕生日を祝い、忘れないようにしようと開きました。またきょうから貴志駅の構内で「平成の地方鉄道を救ったたま駅長秘蔵写真展」も開いています。

たまの秘蔵写真が飾られた「たまカフェ」店内

写真は和歌山電鐵広報の山木慶子(やまき・けいこ)さんが撮って保存しているたま駅長の写真から、未公開のものを中心に来月12日まで展示します。

午前11時から開かれた誕生日セレモニーでは、小嶋光信(こじま・みつのぶ)社長と貴志駅の「ニタマ」駅長、それに伊太祈曽(いだきそ)駅の「よんたま」駅長らが出席して、参加者と「ハッピーバースデートゥーユー」を合唱してバースデーケーキのろうそくを吹き消し、人間ならおよそ100歳となるたまの誕生日を祝福しました。

感謝状を贈られた濱口前会長(中央)

またきょうは、沿線住民らによる有志団体「貴志川線の未来をつくる会」の会長をこの春退任し顧問となった濱口晃夫(はまぐち・あきお)さんに、小嶋社長が感謝状を贈呈したほか、和歌山市のグラフィット株式会社の鳴海禎造(なるみ・ていぞう)社長が、ハイブリッドバイク「グラフィット」1台を小嶋社長に贈呈しました。

グラフィットバイクを寄贈した鳴海社長(左)

小嶋社長は「地方の鉄道やバスは、道路や橋と同じく人々の生活や地域の魅力を守る重要なインフラ。皆さんに利用して貰うことが応援になる」と話し、令和の時代も地方鉄道の存続を全国や世界に発信する決意を示しました。

改元を記念した硬券入場券セット

このほか和歌山電鐵では、きょうから伊太祈曽駅で平成から令和への改元を記念した硬券の切符・限定100セットの販売を始めたほか、来月1日から6月末までの間、伊太祈曽駅にグラフィットバイク5台を置いて、1回2千円で貸し出すサービスを試験的に行うことも発表しました。