風疹抗体検査・予防接種クーポン県内でも配布始まる

2019年05月09日 19時39分 ニュース, 社会

風しんの予防接種の機会が無かった57歳から40歳までの男性を対象に、厚生労働省による抗体検査と予防接種の補助事業がこの春からスタートしたのに伴って、和歌山県内の市町村でも対象者に無料の抗体検査と予防接種のクーポンの配布が始まっています。

対象となるのは、昭和37年(1962年)4月2日から昭和54年(1979年)4月1日までに生まれた男性です。この期間に生まれた男性は、定期的な風しんの予防接種を受ける機会がなく、体内の抗体保有率も80%程度と、ほかの世代よりも低くなっています。

風しんはくしゃみやせきなどの飛沫感染で広がり、大人が感染すると子どもの時より重症化する傾向が指摘されているほか、妊婦が妊娠早期に感染すると、赤ちゃんが心臓病や白内障、聴力障害などにかかる可能性があります。

また近頃では、海外で感染した人が帰国して国内の公共施設などで感染を広げるケースもあることから、厚生労働省は、今年度から2021年度まで風しんの抗体検査と予防接種の補助事業を行っているものです。

このうち和歌山市保健所では、対象となる4万人あまりの成人男性のうち、今年度は昭和47年(1972年)4月2日生まれから昭和54年(1979年)4月1日生まれまでのおよそ1万8千人に、風しんの抗体検査と予防接種の無料クーポン券の発送を行っています。

和歌山市保健所では「海外旅行が多くなる年末年始やゴールデンウイーク、夏休みなどの期間は感染が広がりやすい傾向にある。成人男性から妊婦へ感染した場合、赤ちゃんへの影響が大きいので、対象者は検査や予防接種を是非受けて欲しい」と呼びかけています。