和歌山県高体連が「体罰・不祥事根絶宣言」(写真付)

2019年05月10日 19時12分 スポーツ, ニュース, 社会

和歌山県高等学校体育連盟は、きょう(10日)付けで、運動部活動の指導者による生徒への体罰や指導者の不祥事の根絶をうたった「体罰・不祥事根絶宣言」を施行(しこう)しました。

宮﨑教育長(左)に「体罰・不祥事根絶宣言」を手渡す県高体連の雑賀会長(右)(5月10日・和歌山県自治会館)

これは、県高体連が、去年の夏(2018年)県立高校ラグビー部の合宿中に起きた当時の顧問教諭による部員への暴力事件をきっかけに、独自に策定したものです。

全国高体連は、2014年に運動部活動での体罰根絶のための全国共通ルールを策定し、部員に体罰を行った指導者を高体連主催の大会への1年間の出場停止処分などを定めていますが、体罰を傍観して止めなかった別の指導者への罰則規定が無いため、県高体連は、体罰を止めなかった指導者も3か月の出場停止処分とすることなどを盛り込んだ「体罰・不祥事根絶宣言」をきょう付けで施行しました。

きょう午後、和歌山市茶屋ノ丁(ちゃやのちょう)の県・自治会館で、県高体連の雑賀敏浩(さいか・としひろ)会長が宣言書を読み上げ、県教育委員会の宮﨑泉(みやざき・いずみ)教育長に提出しました。

県教委の宮﨑教育長

宮﨑教育長は「誰でも腹が立つことはあるだろうが、手や声を上げる前に生徒の立場に立ち、立ち止まって考えて欲しい。立場が違えば違う言い分もあるはず」と述べました。

宣言書には、県高体連に加盟する、県内の公立と私立の高校43校4分校の各運動部の顧問と校長が署名しました。

今後は、運動部のある高等専門学校やろう学校、特別支援学校などにも宣言書の範囲を広げることにしています。