白血病治療と骨髄バンク登録を呼びかけるフォーラム(写真付)

2019年05月12日 19時25分 ニュース, 社会

白血病治療の最新情報の紹介と、治療に必要な骨髄の提供を呼びかけるフォーラムが、きょう(12日)、和歌山市の和歌山ビッグ愛で開かれ、およそ70人が参加しました。

これは、和歌山県と、血液疾患の患者や家族でつくるグループ「ひこばえ」が開いたものです。

フォーラムの様子(和歌山ビッグ愛)

フォーラムの様子(和歌山ビッグ愛)

フォーラムではまず、日赤和歌山医療センターの血液内科部長、直川匡晴(のうがわ・まさはる)さんが「白血病は治る病、誰にでもある可能性」と題して講演し、抗がん剤や、骨髄移植などによる最新の治療方法について説明しました。

次に、日本骨髄バンクの林圭一(はやし・けいいち)さんが「骨髄移植を必要とする年配の患者が増えており、今後は若い世代のドナー登録が必要」として、骨髄バンクへの登録を呼びかけ、「和歌山では、関係者による会議の開催や、すべての大学で学生に登録を呼びかけるなど、他の県よりも取り組みが進んでいる」と評価しました。

そして、2年前、子どもが10歳の時に、白血病と診断された県内の30代の女性が「子どもが2度にわたる移植を受け、いま回復に向かっている」と、白血病治療の体験を母親の立場から話すと、参加者は真剣な表情で聞き入っていました。

フォーラムを県と共催した「ひこばえ」の上田克則(うえだ・かつのり)さんは「講演を聞いて、白血病が、抗がん剤や骨髄などの移植で治ることや、移植による治療にはドナーが必要で、ドナー登録者が増えることで救える命が増えること、そのために骨髄バンクが必要なことがわかってもらえたと思う」と話していました。