岩出市の根来寺6棟の建造物が国の重文に(写真付)

2019年05月17日 20時02分 ニュース, 社会

国の文化財審議会は、きょう(17日)岩出市(いわでし)にある根来寺(ねごろじ)の大伝法堂(だいでんぽうどう)など6棟の建造物を国の重要文化財にするよう、文部科学大臣に答申しました。

根来寺の大伝法堂(※和歌山県提供)

答申されたのは、根来寺の大伝法堂と光明真言殿(こうみょうしんごんでん)、大門(だいもん)、不動堂(ふどうどう)、行者堂(ぎょうじゃどう)、それに聖天堂(しょうてんどう)の6棟です。

新義真言宗(しんぎしんごんしゅう)の総本山として境内を構える根来寺は、室町時代から戦国時代にかけて発展しました。

大伝法堂の内部(※和歌山県提供)

このうち大伝法堂は、本尊の巨大な仏像を安置する中核的な施設で、重層の屋根を持つ県内屈指の仏堂です。

光明真言殿の内部(※和歌山県提供)

光明真言殿は、紀州徳川家の支援で江戸末期の享和(きょうわ)元年に建立され、宗祖の覚鑁上人(かくばんしょうにん)をまつっています。

大門(※和歌山県提供)

大門は、近世の根来寺復興の最後を飾る重厚な二十門が特徴で、江戸時代に建立された不動堂、行者堂、聖天堂も丁寧なつくりで、6棟とも、天正の戦火後の復興の中枢をなす貴重な大規模建築として、高い歴史的価値を持つものと評価されました。

これらが指定・登録されると、県内の建造物の重要文化財は84件となります。