浄土目指した渡海上人 補陀洛山寺で追善供養

2019年05月17日 19時08分 ニュース, 社会

那智勝浦町の世界遺産、補陀洛山寺(ふだらくさんじ)できょう(5/17)、海のかなたにあるという観音浄土を目指して小舟でこぎ出した渡海上人(とかいしょうにん)の追善供養が営まれました。

生きたまま海へ出て、再び戻ることのない命懸けの行は、「補陀洛渡海」と呼ばれ、海に出た僧は、渡海上人と呼ばれます。

また補陀洛山寺によりますと、渡海は、平安時代から江戸時代まで二十数回行われたとされています。

きょうは、参拝者らの健康や家内安全を願う法要が営まれたあと、近くにある渡海上人の墓の前で2人の僧が読経しました。

高木亮享(たかぎ・りょうきょう)住職80歳は、「民衆を浄土へという思いで海へ出た上人に畏敬の念を抱きながら供養させていただいた」と話しました。