「沖縄から憲法を考える」前名護市長・稲嶺進氏が講演(写真付)

2019年05月18日 20時15分 ニュース, 政治, 社会

「憲法九条を守るわかやま県民の会」主催の講演会がきょう(5/18)、和歌山市で開かれ、前の名護市長でオール沖縄共同代表の稲嶺進(いなみね・すすむ)さんが「沖縄はあきらめない~沖縄県民はなぜ辺野古新基地建設に抗うのか~」と題して講演しました。

講演する稲嶺さん

きょう午後1時半から和歌山市民会館・市民ホールで開かれた講演会で、稲嶺さんは、沖縄の歴史に触れて、「沖縄がアメリカに占領されていた27年間、沖縄には、アメリカ国民政府のもとに琉球政府があり、当時の沖縄とアメリカの関係をネズミと猫になぞらえて、ネズミは猫の許す範囲でしか遊べないと言われていた」と述べ、自らも体験した屈辱の時代を振り返りました。

そして、「国有地にたつ本土の米軍基地と違って、沖縄にある米軍基地は、その7割が、民有地か市町村などの自治体の土地だ」とした上で、「普天間基地の近くの小学校では、米軍機が近づくたびに運動場で遊ぶ子どもたちを避難させていて、多い日には1日29回、10か月で700回にも及んでいるし、避難用のシェルターもあり、まるで戦場のようだ」と指摘しました。

また、稲嶺さんは、「アメリカでは、海外にある基地の再編が進み、沖縄の基地をグアムへ移転する計画もある。沖縄駐在の米軍兵士が大幅に減る見通しの中で、2兆5千億円以上の経費と13年以上の歳月をかけて辺野古の新基地を建設する必要があるのか」と述べ、辺野古の新基地建設の必要性に疑問を呈し、「今後も、非暴力で、したたかに、しなやかに、あきらめずに反対運動を続けていく」と決意を語りました。

会場には、およそ300人が訪れた

会場には、およそ300人の市民が訪れ、稲嶺さんの話に聞き入り、講演後の質疑応答では、若い世代からも活発な質問が寄せられていました。

講演の前には、沖縄を唄うコーラスも・・・