県内初「水素ステーション」開設記念式典(写真付)

2019年05月18日 20時23分 ニュース, 交通, 政治, 社会, 経済

水素を燃料とする自動車にエネルギーを供給する「水素ステーション」が、和歌山市に県内で初めて設置され、7月からの営業開始を前に、きょう(18日)記念式典が行われました。

テープカット

設置されたのは、大阪のガス・エネルギー会社「岩谷産業(いわたにさんぎょう)」が運営する「イワタニ水素ステーション和歌山太田」で、「水素ステーション」が設置されたのは国内で27か所目、県内では初めてです。

きょう午前11時から、現地で記念式典が行われ、「岩谷産業」の牧野明次(まきの・あきじ)・代表取締役会長兼CEOのほか、世耕弘成(せこう・ひろしげ)・経済産業大臣、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事らがテープカットをして設置を祝いました。

挨拶した牧野会長は「水素は、無尽蔵かつ究極のクリーンエネルギーで、エネルギー問題と地球環境問題を同時に解決できる大きな可能性を持っている。住みよい地球を願い、世界に先駆けて水素社会の実現を目指したい」と挨拶しました。

牧野会長

また、今回の設置を補助した経済産業省の世耕大臣は「水素社会の構築に向け音頭をとってきたが、自分の地元に水素ステーションがなかった。和歌山の水素時代の幕開けになる」と祝辞を述べました。

世耕大臣

ステーションでの1時間当たりの供給能力は、水素カー6台分を満タンにできる30kgで、価格は、1kgあたり1100円程度、1台当たり最大5kgを3分で充填できるということです。担当者によりますと、県内では現在、6台の水素カーが稼働していて、すべて県などの公用車だということです。

デモンストレーション

また、きょう午後には和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で「水素社会」の実現に向けた岩谷産業主催のフォーラムが開かれ、国内の水素ステーションの設置状況や経済産業省の取り組みなど、最新の動向が報告されました。

和歌山県は、水素と酸素の化学反応で生じた電気で走る燃料電池自動車を公用車に導入するなど安全で環境に優しい水素エネルギーの普及を推進していて、ことし(2019年)11月に開かれる「ねんりんピック」の炬火も水素で灯すことにしています。