紀美野町でゴンパチ(イタドリ)の料理教室(写真付)

2019年05月23日 19時48分 ニュース, 社会

和歌山県内で春から初夏に穫れる山菜「ゴンパチ」を使った料理教室が、きのう(22日)紀美野町(きみのちょう)総合福祉センターで開かれ、地元の主婦らおよそ40人が参加しました。

道脇さん(左)にゴンパチの調理法を教わる参加者ら(5月22日・紀美野町下佐々)

これは、ゴンパチやコゴミなどの栽培や加工品の製造などを通じて紀美野町のまちおこしに取り組む「きみの山の恵み研究会」が主催したものです。

きのうは、和歌山市雑賀崎(さいかざき)のオーガニックレストラン「日進月歩(にっしんげっぽ)」のシェフ・道脇勇気(みちわき・ゆうき)さんの指導で、ゴンパチの下ごしらえや料理の仕方を教わりました。

はじめに、ゴンパチを42度のお湯で温めて皮をむいたあと、包丁で根元の部分と先っぽの部分とに切り分け、ほんの少し食塩を入れて沸騰させたお湯で湯がいて冷水でしめたあとに塩漬けする下ごしらえの方法を学びました。

盛りつける参加者

続いて、下ごしらえしたゴンパチにお酢やナンプラー、てん菜糖などを混ぜてエスニック風マリネを作ったり、濃い口しょうゆや炒りゴマなどを混ぜたゴマあえを作って試食しました。

参加者は「小学生の頃に食べた記憶はありますが、最近は食べる機会が減ったので勉強になります」と話していました。

赤阪恵子会長

主催者で「きみの山の恵み研究会」の赤阪恵子(あかさか・けいこ)会長は「近頃、水害やシカの食害などでゴンパチが減ってしまいましたが、県や町の協力で新たに植えています。ゴンパチの塩漬けづくりを私たちが受け継ぐことで紀美野町のゴンパチを高級食材として売り出し、町おこしにもつなげられます」と話し、ゴンパチ食文化の再興に期待を込めています。

ゴンパチは、タデ科の多年生植物「イタドリ」の和歌山での呼び名で「スカンポ」などとも呼ばれています。煮物や炒め物の材料として古くから食べられていて、県内では中紀・紀南地方の山間部を中心によくみられます。