国の登録有形文化財「山本勝之助商店」一般公開(写真付)

2019年06月01日 20時51分 ニュース, 社会, 経済

江戸期の商家で、国の登録有形文化財になっている海南市阪井の「山本勝之助(やまもと・かつのすけ)商店」と山本家住宅が、きょう(1日)一般公開され、およそ20人が見学しました。

県建築士会の案内で見学(海南市・山本勝之助商店)

山本勝之助は、1880年(明治13年)に家業の木蝋問屋から転換する形で「山本勝之助商店」を創業、山椒やシュロの加工・販売を手がけて地場産業の礎を築き、1939年(昭和14年)に78歳で亡くなりました。

江戸時代に建てられた木造の店舗や山本家の自宅は、2007年に国の登録有形文化財に指定され、現在は、商店と居住スペースの一部を使用しつつ、年に2回、一般に公開しています。

店舗(左)と主屋(右)

離れ

きょう午後行われた見学会には、およそ20人が参加し、県・建築士会のメンバーの案内で当時のたたずまいが残る主屋や離れ、中庭などを見て回りました。参加者は、菊や梅の透かし彫りが施された欄間やシュロを混ぜて塗られた壁などを写真に納めながら興味深そうに見学していました。

主屋1階

主屋3階・欄間には菊の透かし彫り

勝之助のひ孫で「山本勝之助商店」のオーナーの一人、山本芳栄(やまもと・よしえ)さんは「閉めっぱなしにしているよりも、少しでも世の中の役に立てればと開催しています。海南市の地場産業を生んだ先人の歴史に思いをはせてもらえたら」と話していました。