仁坂知事・幼児虐待や高校生転落死に沈痛な表情(写真付)

2019年06月05日 17時50分 ニュース, 事件・事故・裁判, 政治, 社会

先月(5月)から全国各地で事件や事故によって子どもが犠牲になる一方、和歌山県内でも両親による子どもへの虐待や高校生の転落死などが相次いでいることについて、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、けさ(5日)の定例記者会見で引き続き児童虐待防止に取り組むことを明らかにするとともに、若者らに希望を持つようエールを送りました。

定例記者会見に臨む仁坂知事(6月5日・和歌山県庁)

去年(2018年)11月、和歌山市の33歳の父親と29歳の妻が、2歳の息子に重いヤケドを負わせて放置したとして、今月(6月)3日、保護責任者遺棄の疑いで警察に逮捕されました。

仁坂知事は「親が虐待をするのは本当にいけないことだ。県の児童相談所と福祉保健部が察知し、必要な手立てをうったので、後手に回り最悪の事態を招くことは避けられたと思う」と述べました。

また今月2日には、県立高校に通う男子高校生が、和歌山市内のマンションの14階から飛び降りて駐車場で死亡しているのが見つかったことについて仁坂知事は「今のところ、困った、かわいそうにと言うほかに言葉が無い」と沈痛な表情を浮かべ「若者には、辛いことが永久に続くと思えばプレッシャーになるから、『まあいいや。次にまた楽しいことが来るぞ』と気持ちを楽にするよう伝えてあげたい」と述べました。

県と県教育委員会では、いじめをはじめとする人に言えない悩みで苦しむ子どもや家族のために、仁坂知事と宮﨑泉(みやざき・いずみ)教育長にメールを出せる「知事へのメール」と「教育長へのメール」事業を行っていて、どちらも「秘密は厳守するので、勇気を持ってあなたの声を聞かせて欲しい」と呼びかけています。