紀北農芸高校生 最新機器で測量体験(写真付)

2019年06月06日 15時12分 ニュース, 社会, 防災

かつらぎ町の県立紀北農芸高校できのう(6/5)、測量の体験学習が行われ、高校生が、学校内にある、電子基準点を使った衛星測位システムによる測量に取り組みました。

これは、6月3日の「測量の日」にあわせて和歌山県測量設計業協会が初めて行ったもので、かつらぎ町妙寺にある県立紀北農芸高校では、環境工学科土木コースの2年生18人が、はじめにCAD(キャド)室で国土地理院・近畿地方測量部の千葉浩三(ちば・ひろみ)さんの講演を聞きました。

この中で、千葉さんは、全国に1300カ所ある電子基準点の1つが、紀北農芸高校の敷地内に設置されていることを紹介し、この基準点を活用した衛星測位システムを使えば、地図上に引いた線の間を、断面図にして高低差を表示でき、避難路にも活用できることなどを説明しました。

講演する千葉さん

このあと、運動場で電子基準点を使った測量体験が行われ、高校生が、最新の機器を使った測量を体験した一方、実際に巻き尺を使った測量も行い、2つの数値を比較するなどしていました。

高校の敷地内にある電子基準点

 

県立紀北農芸高校2年で環境工学科土木コースの新田宇宙(にった・そら)さん16歳は、「いつも使っている機材と違って、とても便利で、すぐに計測することができました」と話していました。

県測量設計業協会の鈴木啓司(すずき・けいじ)副会長は、「測量を学び、和歌山で就職してもらいたいという思いで、この取り組みを始めました。今回は、電子基準点のある紀北農芸高校で高校生に対して行いましたが、来年は、紀南地方で、小さな子どもも対象にして実施できれば」と意気込みを語りました。

「測量の日」は、測量法が昭和24年6月3日に公布されたことに基づき、31年前に制定されたもので、各地でさまざまなイベントが開かれています。