森の妖精シイノトモシビダケ淡く光る、那智勝浦町(写真付)

2019年06月16日 18時00分 ニュース, 社会

那智勝浦町の森で、光るキノコ、シイノトモシビダケが朽(く)ちた木などに生え、淡い緑色の光を放ち、観察に訪れる人を楽しませています。

光るシイノトモシビダケ(12日/那智勝浦町目覚山)

光るシイノトモシビダケ(12日/那智勝浦町目覚山)

シイノトモシビダケは、1951年に八丈島で発見されたカサの直径が1センチから3センチ、高さ2センチから5センチほどのキシメジ科の日本固有の小さなキノコで、暗闇に浮かび上がる淡い光が幻想的で、森の妖精と呼ばれています。

そんなシイノトモシビダケを多くの人に知ってもらおうと那智勝浦町宇久井(うぐい)の宇久井ビジターセンターを拠点に活動する「宇久井 海と森の自然塾」のメンバーによって、毎週末に、日没後の午後7時半ごろから、普段は入ることが出来ない目覚山(めさめやま)で観察会が開かれています。真っ暗な森の中のため、参加者は、最初、場所を教えられても、キノコに気付くのに時間がかかりますが、目が慣れてくると、教えられなくても、あちらこちらに光るキノコが生えているのが分かるようになり、見つけるたびに歓声を挙げるなどして、貴重な体験を楽しんでいます。

シイノトモシビダケは、紀伊半島のすさみ町から三重県熊野市にかけてが、最大の発生地で、中でも、2001年に、初めて確認された目覚山は、多い時には何百という数が生えるまとまって発生する場所として知られています。

「シイノトモシビダケの観察会」は、来月(7月)中旬までと、9月の毎土曜・日曜に開かれ、参加費は大人500円、中学生以下は300円で、参加希望日の2日前までに予約が必要です。詳しくは、宇久井ビジターセンター、電話0735・54・2510までとなっています。