和歌山盲学校で鮎つかみ体験 子どもの歓声響く(写真付)

2019年06月20日 20時12分 ニュース, 社会

目の不自由な子どもたちが通う和歌山県立和歌山盲学校できょう(6/19)、鮎つかみの体験会が行われ、児童らが夢中になって鮎をつかまえていました。

これは、目の不自由な子どもたちに、これから旬を迎える鮎に触れて、形や手触り、大きさを実感してもらおうと、県立和歌山盲学校が、紀の川市で養殖鮎の放流を行っている県・内水面漁業協同組合連合会の協力を得て毎年行っているもので、今年(2018年)で6回目です。

きょう午前10時半から、和歌山市府中の和歌山盲学校で行われた鮎つかみには、3歳から中学2年生までのおよそ20人が参加しました。

体験会を前に、鮎を提供した県・内水面漁業協同組合連合会の佐古充(さこ・みつる)さんが挨拶し、「鮎は、春から秋の初めにかけて川にいる魚で、香りの魚、香魚(こうぎょ)と呼ばれ、きゅうりやスイカのような匂いがします」などと鮎について説明しました。

盲学校の玄関前に設置された仮設のいけすには、およそ250匹の鮎が放たれ、児童が裸足でいけすに入り、素早く泳ぐ鮎を夢中になって追いかけ、素手でつかみ、歓声をあげていました。

次々とつかまえる子どもも・・・

子ども達は、「とても速くてつかむのはムリ」と言いながらも一生懸命、追いかけて、ついに鮎をつかまえてスイカのような匂いがするのを確かめたり、鮎に、ザラザラした部分とツルツルしたところがあることを発見したりしていました。

和歌山盲学校の古川佐余子(ふるかわ・さよこ)教諭は「しっかりつかんで魚を見ている子どもの姿をみていると、遊びの体験を通して、いろんなことを知ってくれているのだと思います。こうした機会は貴重なので、是非、来年以降も続けていきたい」と話していました。

つかんだ鮎は、串に刺して炭火で焼いたり、いぶしたりして提供され、子どもたちは、しっぽからかぶりつくなどして自分たちの手でとった鮎を美味しそうに味わっていました。